今公演の脚本を手掛ける4人の脚本家によるスペシャル対談が実現しました!!
 ここに完全掲載いたします!! 



 〜今回の企画について〜

 林灰二(写真右。以下、林):役者さんとは外の人とも一緒に仕事する機会はあるけど、
 作家さんとはこういう形で一緒に作品をつくる事は滅多にないんで今回は本当に嬉しいです。

 ノゾエ征爾(写真左。以下、ノゾエ):僕も今回、初体験。僕は稽古場の稽古含め台本を
 完成させるタイプなんで、今は未知数。今までは脚本提供みたいな依頼は断ってきたん
 だけど、今回は声かけてくれたのが林君だからね。
 
 ブルースカイ(写真中央右。以下、ブルー):2人は一緒にやった事ないの?

 林:いや〜、ないですよ。ノゾエ君とはまあ昔、松尾さんのとこで1年一緒だったんで、
   知り合って7,8年経つんですけど、卒業してからは、こうして名前を並べるのは
   初めてだしね。いや〜、昔はお互いにこんなオッサンじゃなかったけど(笑)

 ノゾエ:怖いね〜(笑)

 青木豪(写真中央左。以下、青木):僕は最近だと、泣かせるいい話的な事を書くと思われ
 ちゃう事が多いので、今回はドス黒くいこうって。一回どこかでやってみたかったから、
 こういう機会があって嬉しかったよ。

 林:グリングの客が来たら、ビビるような。

 青木:ですね。

 ブルー:自分の公演とは違って、尺が短いからこそ出来るみたいな事がありますよね。

 青木:でも、今回の話は親に見せられない!

 一同:(笑)
 
 林:ブルースカイさんは今週、他の団体にも脚本を提供してるから、是非そっち
  の舞台も見に行って、どっちが面白いか確認しようと思うんですけど。

 ノゾエ:もしかして同じ本だったら面白いよね。

 一同:(笑)

 ブルー:同じだったらねぇ…(笑) 
     でも、今回は今まで書いてきた中でもやりづらかったよ。

 林:エレベーターって設定が決まってるってことがですよね。

 ブルー:うん。そう。なんで、そもそもエレベーターって設定にしたの?

 林:最近、オイスケールにしては、大きい劇場で公演する機会に恵まれて、そん

   今回だったんで、じゃあ、出来る限り小さいスケールのもので、それはスペース
   も尺も。その代わりちょっと、濃密なものをやってみようと。最初はトイレの
   個室っていう話もあったんですけど。

 青木:わっ、それは無理だな。

 ブルースカイ:今回はオーディションやって、若いキャストさんを結構集めたん
        だよね?

 林:年齢的には若くないですけど・・・・うん、やっぱり、もしやる気があるなら、
   新たな刺激(役者)にはいつも出会いたいと思ってはいるから。今回みたいな
   企画公演はちょうどいいかなと。

 青木:でも、怖いですよね。あんまりよく知らない役者と仕事するのは。

 ノゾエ:うん。

 林:ちなみに役者達は、ノゾエ君の台本にみんなビクビクしてます(笑)

 ノゾエ:何で!?

 林:脚本最後までまだ渡してないから、、、はえぎわの本公演の印象で、後半にペ
   ペ(性感ローション)でベタベタになるシーンが出て来るんじゃないかとか、
   どの役が脱ぐんだ?とか。

 ノゾエ:いやいや。

 林:はえぎわは本当普段激しい事やってるから。美術とかでも劇場入ってからや
  ってみないと分からない事もけっこうあるよね。あとは、怪我人でるもんね。

 ノゾエ:出来ると思ってた事が出来ない時もあったね。でも、それも想定内であ
     ったりするから、やるだけやってみたりとか。

 青木:僕は怖くて出来ないな、そういうのは…。

 ノゾエ:はい、毎回反省しますね。

 林:でも、次の公演見に行くと更に激しくて、反省は見えないよね。(笑)


 


 〜今回の作品について〜

 林:狭いスペースでの芝居ってことで、まあトイレの個室ではなく、結局エレベ
   ーターになったんですけど、設定的にどうでした?

 青木:まあ、なんの思い入れもないですからね。エレベーター。

 ブルー:難しい設定だった。途中で全部書き直したりもしたよ。狭いと言えば、
     昔、鳥の上っていう設定の芝居を書いた事はあったけど(笑)

 林:鳥にしてはでかい鳥ですよね(笑)

 ノゾエ:僕は始めに思いついたの話は、暗闇の芝居で、暗闇のエレベーターで、
     みんながざわついてるんだけど、中にあきらかにひとり哀川翔が乗ってる
     っていう。(笑)

 一同:(笑)

 青木:それおもしろいな。

 林:声だけで「エイジさん」って高音ボイスが聞こえてくると。

 ノゾエ:なんかの映画から、サンプリングして。

 ブルー:あっ、でも僕の今回それやってる。

 ノゾエ:えっ、哀川翔ですか?

 ブルー:哀川翔じゃないけど、他の有名人が結構でちゃってる。

 ノゾエ:あっ、楽しみですね、それ。

 林:僕は、ブルースカイさんあたりが「○ンドラー製」のエレベータネタが使わ
   れるんじゃないかと、思ってたんですけど。

 ブルー:ああっ、それはやっぱり他の作家さんとかぶる事あると思って、さけたよ。

 青木:そうなんですよね。どこかしら、かぶる事への怖さはアリながら、書きま
    したよね。

 林:いや〜、でも、ここまで3人とも、同じ設定でカラーの違うもんが来るかね
   〜というぐらい、重なりようのない作品を頂きましたよ。

 青木:それはよかった。

 林:血のりは大量に用意しなきゃなんですけど。

 青木:あっ、僕だけじゃないんだ。

 ノゾエ:僕も使いますね。

 ブルー:はい、僕のも。

 林:
少なからずオイスケールのイメージなんですかね?



 〜タイトルについて〜

 林:いつも通り今回も題名にノゾエ君の音楽好きが出てるね。

 ノゾエ:ジミーとペイジで一人で二人みたいなイメージが浮かんだの。タイトル
     先行なんだけど。

 青木:僕もタイトル先行。だから書いていくうちに「落としこめるかな〜」って
    いうスリルはいつもある。

 林:今回はいけましたよね。

 青木:ですね。

 林:ある程度はタイトルに由来したシーンは書く前に見えるんですか?

 青木:そうなんだけど、間違えちゃった時があって、同性愛の話で同性愛婚が認め
    られてる州の名前から、「カリフォルニア」ってタイトルをつけたんだけど、
    実際は認められてんのは「サンフランシスコ」だったていう。

 ブルー:タイトルは早めに付けなきゃいけない事情がいつもありますからね。本
     当に困りますよね。今回は、僕は書いてる途中だったいから、まだ楽でし
     たけど。

 ノゾエ:どうして「エレベーター☆エレベーター」なんですか?

 林:僕は勝手に映画「クレイマー・クレイマー」のイメージがあるんですけど。

 ブルー:いや、何度も書き直してたから。最終的にどうにでも合わせられるよう
     にっていうのと、星君から電話が来た時に、テレビで堂本剛のソロプロジ
     ェクトの「エンドリケリ・エンドリケリ」みたいなのが出てて。

 ノゾエ:えっ、そっからですか?

 ブルー:はい。

 一同:(笑)

 林:思い入れ、まったく無しじゃないですか!(笑)

 ブルー:そんな事はないけど…(笑)


 


 〜最後に〜

 林:今回は大先輩の青木さんとブルースカイさんと一緒できるっていうのは大き
   な経験です。

 ノゾエ:うん、大先輩だよね。

 林:でも、ノゾエ君は同級生って言うかお兄ちゃん的な感じで、僕ん中では、は
   えぎわ作品が一番何故か緊張する感があります。

 ノゾエ:逆に?(笑)

 林:うん。

 ノゾエ:僕の本で林君のテイストに仕上げて、いい感じになればいいかなって思
     ってるよ。多分音楽や音響は難しいけど、そこは林君は音楽の人だから、
     期待してます。

 ブルー:僕は面白くなればさえいいんで(笑)

 林:一番難しいですけどね。

 青木:ダークに仕上げて頂きたい!!

 林:はい、あとは血のりの処理をどうするかですよね。作品の順番決めるの難
   しいな。

 青木:みんな血のり使ってるしね。(笑)

 林:今回はノゾエ君の作品の空気は誰ともかぶりようがないし、青木さんはドギツ
   いストレートなものをぶつけてくれたし、ブルースカイさんはハチャメチャ
   なコントだし、大好きな作品がバランスよく集まって、すごく楽しみな気は
   してます。

 青木:客席から見るのが楽しみです。

 林:出来る限り初日には来ないでください。

 一同:(笑)